小さな失敗やちょっとした嫌なことで、ムスッとしてしまう。
仕事で数の記載ミスをしたり、自分じゃどうにもならないシステムトラブルで進捗が遅れたり、入った洋食屋が味も雰囲気もハズレだったり。
こういう事が起こった時に「ま、しょうがないか」と思えたらいいのだが、人間ができていないので機嫌が悪くなってしい、引きずりがちだ。
私にとって機嫌良く暮らすことは、すごくハードルが高い。
不機嫌は罪である
最近、齋藤孝の「不機嫌は罪である」という本を読んだ。
不機嫌を見せつけて周りを不快にさせることは、どんな集団においても何のメリットもない。SNSで露見する人の不機嫌も、場を荒らすだけで誰も気持ちよくならない。
上機嫌でいるために自己をコントロールする術を身につけよう、というのが本書の趣旨である。
この本を読もうと思ったのは、SNSにおける人間の不機嫌に嫌気が差していたのと、楽しそうなことを多く発信している人への印象の良さについてヒントが有るのではないかと思ったからだ。
もちろん、それに対しての答えを見つけることができた。それ以上に、自分自身の不機嫌をコントロールしなければならないことに気付かされたのが思わぬ収穫だった。
機嫌を取るために必要なのは「ときめき」
その場で不機嫌をグッと飲み込んだとしても、どこかで解放してやらないと知らないうちにストレスとなってしまう。だからといって愚痴や悪口を言いまくるのは不機嫌をコントロールできたとは言えない。
不機嫌を投げ捨てるのではなく、中和して無に還すように解消するのが理想だ。
そのためには、自分が好きだな・楽しいなと「ときめき」を覚えることに積極的に触れて行くべきである。何に対してときめくかは人によって違うので、自分で探していくしかない。
いざという時に自分の機嫌を取る手段を早く確保できるように、1つや2つではなく自分が何にときめくかを普段から見つけておきたい。
ときめきを感じるアンテナを張っておく
「ときめくもの」は何も大それたものだけである必要はない。私の場合は、
- Kis-My-Ft2に関すること
- EDMを聴きながらメイクをする
- コーヒーを飲みながら本を読む
- 映画館で映画を見る
- お風呂で汗をかく
などがある。
人によっては家族や友人や恋人と過ごすことだったり、買い物に出かけることだったり、美容に力を入れることだったりするだろう。
日頃から、楽しかったり気分が上がるようなこと=ときめきを感じることへのアンテナを張っておく。そうすることで、不機嫌をうまくコントロールして、機嫌良く暮らしていくことにつながる。
明るく、楽しく、機嫌よく
不機嫌を撒き散らしながら常に何かにイラついている姿ほど醜いものはない。
人間だからそりゃ不機嫌にもなる。だけど、その不機嫌とうまく付き合うことが、今の時代に暮らす中で必要なスキルなのかもしれない。
明るく、楽しく、機嫌よく。つい不機嫌になりがちな自分へ言い聞かせていきたい。
いつも心に「ときめき」を。