こんにちは、みやまです。
梅雨で湿度の高い毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。雨で出かけるのが億劫なときこそ、涼しくした室内で本を読むのもいいですよね。
それでは、今月読んだ本9冊をご紹介します。
- 内向型を強みにする/マーティー・O・レイニー
- 朝時間のすごしかた/朝時間.jp
- 人と接するのがつらい/根本橘夫
- 好きなことだけで生きていく。/堀江貴文
- 服を減らせば、おしゃれになる/おふみ
- しない生活/小池龍之介
- 仕事と幸福、そして、人生について/ジョシュア・ハルバースタム
- リバース/湊かなえ
- 肩ごしの恋人/唯川恵
- おわりに
内向型を強みにする/マーティー・O・レイニー
世の中の75%は楽天的で活発な「外向型人間」だという。
残りの25%の「内向型人間」といえば、大勢の人が苦手、外に出ると疲れやすく、考え過ぎるタイプで、とかく肩身が狭くて、「なんとか自分を変えようと思いがちだ。
「外向型」と「内向型」がじつは生来の脳の回路の違いによる気質タイプの違いであることをご存じだろうか。エネルギーの取り組み方、刺激に対する反応、情報や経験に対するアプローチが最も大きなちがいだといわれる。(中略)
パートナーや子供、同僚とどうつきあえばうまくいくかという具体的なアドバイスも豊富なので、「内向型」の人がラクに楽しく生きることに大いに役立つはずだ。―Amazon「内容紹介」より
私は典型的な内向型人間で、この性質を持つ自分に対してすごく悩んでいた時期がありました。その時にこの本と出会って、「内向型でもいい」「無理やり変わらなくてもいい」と励まされて、定期的に読むと背中を押されているような感覚になります。
外向型にFixされたこの世界で、内向型人間がどう生きていくのか。内向型の人が当事者として読むのも、外向型の人が内向型の人を知るために読むのにもおすすめです。
朝時間のすごしかた/朝時間.jp
生まれたての空気を思いっきり吸い込むと訪れる、しずかな自分
時間。朝のひと時には、その人だけが持つ小さな楽しみや、シアワセがギュッと詰まったアイデアがあります。「朝時間のすごしかた」は、充実した朝をすごすことでキラキラ輝く著名人の方々や、朝時間.jpの読者の皆さまから頂いた朝にまつわるエピソードまで、いろんな人の朝時間のすごしかたがぎっしりつまった一冊です。
朝スッキリ目覚めるためにしていること、朝ごはんの工夫、こだわりの快眠法、美容のためにしていること、通勤時間の活用法…朝を快適に楽しく過ごす方法……etc.
すぐにカンタンにまねしたくなるような朝のすごしかた、自分の朝を見直すためのヒントを知ったとき、いつもと同じ朝が、ちょっと違って見えてくるはず!
―Amazon「著者からのコメント」より
朝の時間を有意義に過ごせると一日を充実したものにできている感覚になれて好きなんですよね。仕事に行く前も、バタバタするよりゆったりとコーヒーを飲んで出かけるほうが心にゆとりを持てて日中のパフォーマンスも良い気がします。
この本は「朝時間.jp」というウェブサイトから生まれた本。発刊は2011年ですが、朝の過ごし方について参考にできることばかりでした。
人と接するのがつらい/根本橘夫
人と接するのが苦手という人が増えている。人といると相手に巻き込まれ、疲れ果ててしまうのだ。人間関係に重荷を感じるのは、誠実で感受性が鋭いため、心の奥底にある安心感が脅かされる不安から不自然な方法で安全を得ようとしているからだ。ではどうすれば、自然な自分自身を生きることができるのだろうか——。
〝コミュ障〟という言葉が生まれるずっと前から読み継がれてきた心理学の第一人者による、良心的で本当に価値のある一冊。 人のなかにいるのがつらい 人の目が気になる そんなあなたが「自然な自分」を生きるための処方箋
―Amazon「内容紹介」より
この手の本って専門的すぎて結局参考にならなかったり、著者の上から目線が鼻について読むのが嫌になってしまうこともしばしばありますが、この本は著者もこっち側=人と接するのがつらい側としての経験もちょこちょこ出てくるので、親近感を持って読み進めることができました。
「内向型を強みにする」と同じく心が弱っていた時に出会った本。自分と同じような人のブログやサイトの記事を読むのもいいけど、専門家によって「人と接するのがつらい」ことを系統立てて説明される方が私は心が落ち着きますね。
好きなことだけで生きていく。/堀江貴文
「断言しよう。人は好きなことだけして生きていける。それは、例外なく、あなたも」
自分の人生を無駄にしている人へ伝えたい。
自分の「時間」を取り戻す生き方―
ベストセラー著者・ホリエモンの後悔しない生き方・働き方論、決定版。他人、時間、組織、お金などにふりまわされず、「好き」を生きがいにするため、どう考え、行動すればいいのかを明快に説く! はじめの一歩を踏みだすことができない不器用な人たちに勇気を与える、最強の人生指南書。SNS全盛期時代の脱・企業、脱・組織、脱・学校論についても語る!―Amazon「内容紹介」より
何かに突き抜けている人はみんな行動力が並外れてるなと思うけど、ホリエモンは行動力のバケモノみたいな人。だからいろいろあった後もこうしてインターネットの世界でもてはやされているんだろうし、熱狂的に支持する層もいるのでしょう。
全体通してその通りだなと思うところと同意できないところの差が激しかったし、自身のオンラインサロンをやたら推してくるのには辟易したw
やりたいことがあるけどいま一歩勇気がなくて二の足踏んでる人は、背中を押されるつもりで読むべし。
服を減らせば、おしゃれになる/おふみ
イマイチな服をなくしたら、人から褒められるようになった。ミニマリスト制服化計画。
ブログ月間120万PVのおふみによる「似合う・着心地いい」定番服を決めてセンスアップする方法。
―Amazon「内容紹介」より
ブログ「ミニマリスト日和」のおふみさんの著書。私自身はミニマリストではありませんが、服に無頓着でおしゃれなセンスには程遠い残念っぷり…。着る服に悩まない「私服の制服化」というコンセプトに惹かれて購入しました。
ワードローブを全部この本で紹介されているもので揃えたいくらい、シンプルで定番のアイテムとコーディネートがどストライクでした。一気に今持っている服を全部断舎離して買い替えるのは難しいので、少しずつシフトしていきたいな。
しない生活/小池龍之介
メールの返信が遅いだけで「嫌われているのでは」と不安になる。友達が褒められただけで「自分が低く評価されたのでは」と不愉快になる。 人はこのように目の前の現実に勝手に「妄想」をつけくわえ、自分で自分を苦しめるもの。この妄想こそが、仏道の説く「煩悩」です。
煩悩に苛まれるとき役に立つのは、立ち止まって自分の内面を丁寧に見つめること。 辛さから逃れようとして何か「する」のでなく、 ただ内省により心を静める「しない」生活を、 ブッダの言葉をひもときながらお稽古しましょう。―Amazon「内容紹介」より
朝日新聞の連載コラムの書籍化ということで、ひとまとまりが短く読みやすかったです。でもその短さゆえに、前と同じようなこと言ってるな…というのを感じやすいかも。コラムの一本一本はなるほどな、と思うところも多いの、にそれが1冊の本になるとこんなにもくどくなってしまうのね…と本編とは全然関係ない事を考えながら読みましたw
仕事と幸福、そして、人生について/ジョシュア・ハルバースタム
ますます不安定な時代を迎えているなかで、仕事と幸福と人生について普遍の考察を試みた意欲作です。
有名経営コンサルタント・経営者にして、コロンビア大学の哲学教授でもある著者ならではのリアルで奥深い考察が共感と感動をよびます。
「わたしたちはなぜ働くのだろう?」「天職は果たして存在するのか?」「仕事への誇りとは?」「報酬を得ることが仕事の目的なのか?」「仕事における成功とは?」など、あらゆる疑問への答えがここにあります。
働くすべての人に贈る仕事論の決定版です。―Amazon「内容紹介」より
仕事と幸福と人生について、というテーマは私の心のツボを付いてきたんだけど、翻訳本だからか?文字を追ってもあまり頭に内容が残ってないのがつらい。似たような本なら「WORK SHIFT」のほうが読みやすさ・内容では優っているかな。
もう一回ちゃんと読んでみないと正直良いも悪いもわからないので、再読本に回そうと思います。
リバース/湊かなえ
深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れる事だ。そんな深瀬が自宅以外でリラックスできる場所といえば、自宅近所にあるクローバーコーヒーだった。ある日、深瀬はそこで、越智美穂子という女性と出会う。その後何度か店で会ううちに、付き合うようになる。
淡々とした日々が急に華やぎはじめ、未来のことも考え始めた矢先、美穂子にある告発文が届く。そこには「深瀬和久は人殺しだ」と書かれていた――。何のことかと詰め寄る美穂子。深瀬には、人には隠していたある”闇”があった。それをついに明かさねばならない時が来てしまったのかと、懊悩する。
―Amazon「内容紹介」より
2017年4月期にTBSでドラマ化。ドラマを全話見てから原作の小説を読みました。
ドラマ終わったら読むって決めてた「リバース」読了。原作の設定やエピソードをドラマ版はいい方向に昇華させていたんだなと思い知らされた。ドラマ見てた人は答え合わせ感覚で読むと楽しいと思う。#リバース #リバースロス https://t.co/la6yyDUQMZ
— みやま (@miyamachronicle) 2017年6月23日
毎週ドラマを見た後に気持ち悪いくらいの勢いで感想ツイートをしたためていたあの日々よ…(リバースロス)
肩ごしの恋人/唯川恵
第126回(平成13年度下半期) 直木賞受賞。
女はいつだって、女であること自体が武器だ。
きっとあなたの中にいる、ふたりの女の物語。―Amazon「内容紹介」より
唯川恵「肩ごしの恋人」読了。
るり子と萌の女としての生き方にはことごとく共感できなかったw 二人はきっと死ぬまで幼なじみの親友としていっしょにいるんだろうし、それが二人の生きる道なんだと思うとそういう関係も悪くないのかもね。https://t.co/h3Z5TEzUtv— みやま (@miyamachronicle) June 26, 2017
私は女であることを武器にできずに生きているようなタイプの女なので、中盤までは読むのをやめようかと思うくらい胸糞悪さを感じながら読んでいました。愛とは何か、結婚とは何か、男であること・女であることとは何か…。
最後に登場人物たちが選ぶ自分の人生を見て、10人いれば10人それぞれの価値観があって、その価値観に忠実に生きてる人の前では誰も邪魔できないよなあって気づきにくいけど当たり前のことを思い知ったのでした。
おわりに
5月に引き続き、6月も9冊読了しました。見ての通り読む本のジャンルがバラバラなので、人に「どういう本がおすすめですか」「どんな本を読みますか」と聞かれてもとっさに出てこないんですよね…。
もっともっと本を読んでいけばそんな質問にもスッと答えられるようになるのでしょうかねえ。
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